IT業界と数字1

ITのベンチャーってどうなんだろう?

会社 売上高(百万) 従業員数 一人当たり売上高
日本サード・パーティ株式会社 6,021 598 10.1
レッドフォックス 1,235 160 7.7

普通に考えると、一人当たり売上高より個人収入の方が高い、ということは中堅社員でも有り得ないはず。

・売上高 - 売上原価 = 売上総利益(粗利)
・粗利 - 販売費および一般管理費 = 営業利益


こう考えると、売上総利益という数字の方が売上高より大事な気がするが、実際どうなのだろう?
リクナビなどの数字の使い方は企業によって混同されてたりはしないだろうか?

アイティメディア  3,430  187  18.34 
ヒューレット・パッカード  451,300  6,000  75.21 
ワンビシアーカイブス  23,200 748 31.01
CSKホールディングス 239,695 10,633  22.54
トレンドマイクロ 99,850 3,790 26.34

いくつ以上で優良企業なのか?というのはそのうち掴めてくるところかと思うが、1,000万以下だと結構収入面で厳しいような気がする。

下の例でアビームが挙がっているが、コンサルの場合、売上原価にかかる部分は(製造業とかと比べて)少ないような気がするので、売上高に対する純利益の比率は結構高いのではないだろうか?


試しにレッドフォックスのP/Lを見てみる。
http://www.redfox.co.jp/ir/keisan20.pdf

売上高 1,235
売上原価 704
販売費・管理費 394
営業利益 136

これを見る限り、原価もかなり高いんだな、と感じる。
この企業の場合はどうだか不明だが、仮に下請け会社のエンジニアに仕事を流す場合はこの売上原価に加算されるはずだから、上流企業の方がこの比率は上がるものなのだろうか?
営業利益率11%。


日本サード・パーティ
https://info.edinet-fsa.go.jp/E01EW/BLMainController.jsp?1249649658285

売上高 4,459
売上原価 3,827 
販売費・管理費  505
営業利益 126


さらに、内訳には

給料および賞与 159 

とある。
けれども、いくらなんでも(9ヶ月分とは言っても)
159/598 = .265
というはずはないので、この数字の見方がわからない。